fc2ブログ

祝姫 感想


■メーカー:DMM GAMES
■シナリオ:竜騎士07 
■原画:和遥キナ

1000年にも渡る長き恋、この響きだけで、なんだか懐かしいものがあります
ちょっと前まではそんな設定のノベルゲー、結構見かけた気がしますが最近では本当に見ないですね。

和風伝奇もの、和遥キナ先生の絵、舞台設定
この3つが久々に竜騎士作品を手に取ったきっかけでした。
竜騎士作品はうみねこ、Rewriteの個別ルートを最後に両方共自分の中では微妙な立ち位置だっただけに
手に取るのが怖かったのがありましたが全編通してプレイした今となっては
まったく後悔がなく、値段相応の価値がある作品でした。
動作確認を兼ねた体験版で面白いか否か決めようと気軽に落とし
序盤からの夢か現かもわからない電車飛び降り自殺描写で一気に引きずり込まれ
登場人物の感情がグイグイ伝わってくる文章に次第に没頭していき…
もともとオートで流しつつ、隣で別の作業しようかな的な軽い気持ちだったのに
気がつけばこっちがメインでクリッククリック。
作品全体長さも描写不足で短くもなければ身のない文章がダラダラ続いて長くなることもない
伏線は綺麗に回収され、纏めあげられて一つのお話として綺麗に完成していました。
結末は人によって解釈が別れるでしょうが、自分はこの作品らしくて好きです
これもまたハッピーエンドの一つの形だと思います。

追記でネタバレ踏まえつつ話します

スポンサーサイト



大正×対称アリス episode3 簡易感想

ここには感想を書いて来ませんでしたが、ep1発売当初から追いかけてます
ミドルプライスでも全巻揃えるとフルプライス1本分の値段を越える
分割ものを自分が買うのは相当珍しいですが(そして分割商法に限って中身が薄っぺらい)
対称アリスは買う価値あると思ってます。
それだけ内容が濃く、面白いです。
対称アリスに限ってはこの攻略キャラが好みだからとその巻だけ買ってしまうと
物語の全体像が掴めないままなのでep1から順に読み進めることを推奨します。
ep3でそれまでの謎が一気解けてきたので、頭を整理する意味も兼ねての感想です。

ep1からのネタバレありますので折りたたみます。

絶対階級学園 ネタバレ感想


絶対階級学園

■メーカー…Daisy2
■シナリオ…夏野景、宙地、伽那ノ光、喜屋武米助
■原画…和田ベコ

三国恋戦記と同じメーカーだけれども、ライターも違うし、しかも複数ライターだし
体験版やっても幾つか気になる設定があるもののいまいちぴんと来ない…
だけど何故か気になる。
最終的にはハルくんに惹かれて気がつけば手を出してました。
本当にそこまで大きな期待もなく始めましたが、想像をはるかに超えて良かったです。
乙女ゲーでここまで練り込みまとめあげた作品は滅多に無くアタリに出会えた予感です。
今年の中では今のところこの作品が一番面白いです。

当初、特殊な環境にある普通の恋愛学園モノ、という認識だったのですが真相に近づくうち
そんな考えは吹っ飛びました。

なにはともあれネタバレなしでは語れそうにないので折りたたみます。



OZMAFIA!! 感想


OZMAFIA

■メーカー:Poni-Pachet SY
■シナリオ:ゆーます
■原画:さとい

OZMAFIA!!、最新のVITAではなくPC版での感想です。
…持ってないしね、VITA…
体験版自体はかなり昔にプレイして、マフィアものは興味ないしと購入までは漕ぎつけてない
作品でしたがグランドエンドが良いと言う話を最近聞きかじって、グランドエンドがあるゲームは良作
…という持論を信じ購入しました。

記憶を無くした少女、フーカとオズの国やグリム童話等の
童話の登場人物が織りなすマフィア抗争が主軸として進んでいくの本作
主人公フーカの一人称視点ではなく、3人称視点のタイプのシナリオなので
最初こそ違和感はありましたがすぐに慣れました。

目覚めて突然命を狙われ追われていた所“ライオン”のカラミアと“カカシ”のキリエが
勤めるマフィア『オズファミリー』に助けられそのまま客人として居候する事になります。
主人公の失った記憶とは? 命が狙われる理由とは? 多くの疑問がつきないものの
主人公と童話の登場人物達との恋が、幕を開けます…

(明確なネタバレはないものの、怪しい所は白抜きにしてあります)

ショタに至る病 感想

去年の夏にスタンプラリーの景品として頒布され、今回エープリルフールに改めて公開されました
Rayさん制作「ショタに至る病」プレイさせていただきました。
プレイした後の興奮のまま書き綴っているので読みづらいかもしれません。

イベントには行けず、本編はその時から気になっていたので、このショタいた公開には
軽く小躍りしたい気持ちになりました。
素晴らしい処置をありがとうございます、Rayさん。

さて、本編ですが同サークルさんの「時函」と「千の祈りのパラドクス」の
2ショタキャラがメインとなっているので両作品を知っていた方がより楽しめるだろうと思います。
完全なパラレルワールドなお話ですが、非常に楽しませていただきました。
倉敷博士が医師をしていたり、智慧梨さんがメイドさんをしていたり…新鮮でした。
特に過去作をプレイしている身からすれば時函組にボイスがついたのが嬉しくて嬉しくて
朋くんが喋ってるよ!イメージ通りのボイスだよ!透き通った声が素晴らしい!
これを聞くと本編にもボイスを有料でもいいから追加で欲しいところです。
深刻に「ショタコン」を病として扱っているのは面白い設定でした。
シリアスな中「ショタ」という単語が出てくるだけで笑いが込み上げてきてきました。

主人公が過去作のヒロインではない、乙女子さんという新たなヒロインでしたが、ラブエンドが
あるにも関わらず、自分は問題なく受け入れられました。
その辺心配していただけに、良かったです。
逆に朋くんには小夜ちゃんが、たっくんには大野さんしかいない!
という人にとっては辛いかな、と思います。
乙女子さんですが眉目秀麗で病弱なお嬢様と一見するとお淑やかで礼儀正しい淑女ですが
脳内がショタ思想全開なのでショタ好きのお姉さま方は
同意してしまう部分もあったのではないでしょうか。
それとも、自分はあそこまでショタに対して興奮妄想全開ではない、という人が多いのでしょうか…
プレイ層が気になります。

たっくんルートと朋くんルートに分かれ、エンディング数は9つと、思った以上に充実してます。
それぞれのラブエンドでは主人公がショタコンであると同時に男性恐怖症の原因が語られますが…
…あれは酷い!よくよく考えても馬鹿っぽくはありますが
苦手な人にとっては拷問以外の何者でもない…それは嫌いにもなりますよ。

全体を通して、新たな設定を設けた事により
過去作とは違った朋くん、たっくんを堪能できるので、
パラレルOKで2人が好きな人は楽しめると思います。

ところで、この設定での小夜ちゃんはどうなってるのがチラッと気になりました。
朋くんと幼なじみだと小夜ちゃん命になってしまいそうだし…知り合いか他人なのかな?

ぷらす、も制作予定みたいなので、そちらも楽しみです。
この作品を経て私は改めておねショタ系の乙女ゲーが増えるべきだと確信しました。