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カエル畑DEつかまえて☆彡 レビュー


カエル畑DEつかまえて☆彡

■制作:拓洋興業/TAKUYO
■シナリオ:井上愁/白鳥ユアン
■原画:ヒロセアヅミ
■ジャンル:学園それなりに恋愛アドベンチャー
■対応機種:PSP (PlayStation Portable)CERO:B
評価:65

かねてより気になっていたカエル畑をようやく終えたのでレビュー記事などを
最初は、絵柄やノリやその他諸々が取っつきにくく感じましたが
プレイ後はむしろこれじゃないと感に襲われました。
以下、レビュー記事です、ネタバレには気をつけてますので、未プレイでもどうぞ。

【ストーリー】
――世界には解明されない謎や、不思議なことが沢山あります
大抵の人間はそんな機会に触れることなく、実に平凡で普通な安穏たる日々を
過ごすことになるでしょう

ハプニングやトラブルに巻き込まれるなんてことは、現実ではそうそうありません。
……ちょっと道を踏み外さない限り、ですがね

主人公、菅野風羽は月宿高校在学の放送部員
いつも通りの雑談を繰り広げる部室で部長の法月連が
ある企画を持ってくる。

それは月宿市に関する七不思議を自ら作ろうという物だった。
賛否両論ある中、同級生の広瀬優希らと
とりあえずは校内聞き込み調査をしてみるものの目立った収穫はなし。

「あ、そうだ! そーいえばうちの学校にも、変な社があるじゃん!」
突如の法月の発案に、他にいい案も浮かばない面々は社がある渡り廊下へと向かうことにした。

渡り廊下で丁度その場に居合わせた美化委員の葉村椋人
空閑正臣らを巻き込みつつ社の調査をする一行。
扉が開かない意外なんの変哲もない古びた社だったが

「あ、あの…力いっぱい引っ張れば、開くかなって」
「壊れたら直せばいいだろ」

―と若干強引な流れになり、嫌な予感をしつつも扉をこじ開けた瞬間、社は大破。
近くに落ちていた薄汚れた古い遺跡の様な何かを拾った直後、巻き上がる紫煙
為す術もなく煙を浴びると……
なんと、風羽達はカエルの姿になっていたのだ。

その後タイミング良く現れた通りすがりの2足歩行の猫又に助けてもらうも
ある条件を突きつけられる

それは土地の浄化…月宿の掃除をすることだった。

――そして、風羽達のほんの少し不思議で
ほんの少し奇妙な物語が始まったのです。



【シナリオ】
環境問題を主軸にしながら
漢前主人公、菅野風羽が個性的な登場キャラクターと
それなりに恋愛をしていくお話。
物語早々カエルになったり、人語を喋る2足歩行の猫が出てきたり
微妙にキモい2足歩行のカエルが出てきたりしてとにかくアクが強いです。
基本地の文がない会話と主人公のモノローグのみで進行していくので
共通などキャラの掛け合いが多い場面ではテンポがいい反面
シリアスになると状況説明がその二つでは賄えず
結果、情報量が増す個別では新事実がポンポン飛び出して
挙句さらっと流されるので、割りと超展開に感じた部分が多々ありました。
あとは例えばアクションシーンで会話+効果音で今何が起こった?とか…
それこそ地の文と呼べるものはプロローグとエピローグのみだったので
そこが少し残念でした。
ただ、TAKUYOさんと言えばその地の文を極力書かないのも
スタイルの一つだと思うのでそこがプラスでもありマイナスなのかと思います。
カエル畑の魅力と言えば、ボケ、ボケ、ツッコミが主のキャラクター同士の掛け合い
このノリが独特なので、苦手な人も居れば、ハマる人も居るでしょう。

主人公に関しては所謂、無個性ではなく、バリバリの個性派。
むしろ私は主人公に惹かれて買った部分もあるので、
とにかく真っ直ぐで、支えられるどころか、登場人物達を支えるキャラクターで好感が持てました。
ここまで個性が強いと、名前呼びも”君”ではなく
デフォルト名で徹底して欲しかったりしましたがそこはFDに期待でしょうか。
そういう意味で、無個性派の主人公を望んでる人は肌に合わない可能性があります。

【絵】
癖のある絵で、少し取っ付きにくいので人を選ぶかもしれません。
ただ、慣れれば終わる頃にはこの絵でないと
カエルじゃない、とまで思うようになる気がします。
塗りはいつものTAKUYO塗り。
ちょっと青ざめた表情など肌の影の付け方が気になったかも。
イベントCGはと立ち絵の差異も殆どないですが
いくつか構図が面白い絵があって原画さんの個性が出ているなぁ…と思いました。

【システム】
通常ADVに必要な基本的なシステムは揃ってますので
ストレスなく快適にプレイできます。
更に便利なことに、履歴ロード機能や、バックログから任意のシーンまで飛ぶことも出来ます。
右手持ちや左手持ちに切り替えられるオプションも地味に重宝しました。

ミニゲーム3本で、難易度は人によっては高い部分もあるかもしれませんが
アイテム補助等でミニゲーム自体を飛ばしたり、かなり難易度を下げてくれるものが
あるので、周回プレイやその他ミニゲームが苦手な人でも
親切な作りになってるんじゃないでしょうか。
地味に大変なのはキノコだと思いました。

おまけはかなり充実してます。
十九波商店でミニゲームで獲得したポイントに応じて購入出来る
システムは面白かったです。
作中で入手する手帳機能なんかは、本編に出てきた
単語の解説やプロフィール等の解説があり
細かな所まで作り込んでるのを感じます。
特にプロフィールなどはクリアするとちょっとした特典が追加されるので
プレイ後にちょっとした楽しみが出来ました。

【音楽】
まず、主題歌が電波ソング
乙女ゲーでこれはかなり珍しいんじゃないだろうか…
OP初っ端から流れるこの曲はムービーと相まって強烈です。
ED曲は普通にいい曲で安心しました。

その他BGMに関しては可もなく不可もなく
「開かれた未来への扉」なんかは、クライマックスっぽい爽快感がしてがして割りと好きかも
「足踏むワルツ」なんかは、カエルより後に発売された「死神と少女」
でもアレンジとして使用されており、少しニヤリとできました。

【演出】
可もなく不可もなく…と、書くとBGMの感想と一緒になってしまいますが
目立った演出もなく、かと言ってただの紙芝居ではなく
その場に合った演出でさり気なく物語を盛り上げてくれました。
ただ、前述した通り戦闘シーンでは、文章の件もありエフェクトや画像等を駆使し
もう少し臨場感を増しても良かったかな、と思いました。

【総合】
カエル畑は結構の間、買おうかどうか迷った作品ではありますが
結果として買って後悔しない作品となりました。
何度も言う通り、本当にアクが強いので、このノリが合うのか
自分にとって魅力的な攻略キャラクターが居るかで、評価が決まってきそうな気がします
どちらもマッチしたらこれ以上ない程面白い作品なので、プレイして損はないと思います。

攻略時はシナリオロックが掛かってるキャラが居るので、そこだけ注意ですね。

【雑記】
ちなみに私は千木良先輩が一番好きなのですが
ご多分に漏れず、サブキャラクターなので攻略不可です。
私はなぜかサブキャラを好きになる確率が高い、悲しい…
千木良先輩はFDを買うと攻略出来るみたいだったので
そのFDの為に本編をやったと言っても過言ではありません
FDも既に攻略済みなので、手が空いた時にでもレビューしたいです。
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